MEMBER

経験を積み重ね "社会人" になりたい

室員U.S

• 採用：2018年4月
• 総合支援学校

大学チーム

外来棟環境美化巡回

吉田南総合図書館 配架図書整備

• 担当業務について

  病院での担当業務は、巡回での車椅子やシルバーカーやカートの清掃、手すりや防火扉、机と椅子の消毒業務です。あとは各階の待合シートとシスフォルダー、呼び出し受信機の消毒作業を行っています。
  大学業務の担当は吉田南総合図書館で書架整理や印鑑押しの作業を行っています。業務支援室メンバー3名で担当しており、私はリーダーを務めています。
  毎週金曜日は吉田寮のゴミ出しも担当しています。

• どういうところにやりがいを感じますか？

  1つだけの仕事だけではなくて大変ですけど、色んな仕事に取り組めて様々な力を身に付けられていけられるような仕事だと思います。そこがやりがいだと思います。

• 

  仕事をする上で心がけていることは？

  丁寧にすることを心掛けています。吉田南総合図書館の場合でしたら、学生さんが気持ち良く利用されるように本はきっちり整理するよう心掛けたりとかしています。病院でしたら、どこでも消毒は怠らないようにして、患者さんや付き添いのかたとかの安心につながるよう心がけています。

• 業務支援室で働くことになった経緯

  学校では別のところに実習に行ってたんですけど、先生から「こういう職場があるんだけど行ってみるか？」と業務支援室を紹介してもらいました。別のところでの実習を受けてきていたので、「あれ、どうしようかなぁ」と最初は迷ってたんですけど、先生から具体的な仕事内容や、僕が得意としているパソコン業務もあるみたいという話を聞いて、清掃だけじゃなくてパソコン業務をするのか？って思って、どうしようかな？って考えていて、自分もだんだんすごい興味が湧いてきて、「先生、行ってみたいです」と伝えました。事前実習で消毒業務など色々やってみて、こういう仕事なんやなっていうのがイメージできて、業務支援室に就職することが決まりました。

• 

  印象的な出来事

  母校の鳴滝総合支援学校で、働く先輩として話した講演会が一番印象に残っています。依頼をいただいた時、最初は「僕でいいのかな？」って思いました。講演はとても緊張しましたが、とても誇らしい経験をさせてもらいました。

• 職場の雰囲気

  とても楽しい雰囲気だと思います。年代も様々ですが、全然問題なくやっています。入職した当初はずっと上の世代の人と一緒に働くんだなっていうことが多少緊張感もありましたが、一緒に仕事をしていくうちに、先輩の皆さんの働く姿とか色々教えていただいたりして、凄いなと思うようになり、緊張もなくなっていきました。

• 障害を持って働くことについて

  僕の障害は自閉症と言う障害があるんですけれど、でも自分がどこまでが障害なのかっていうのがあまりちょっと自分でもわからないところがあったりとかしてて。人から聞かれたら「僕、自閉症という障害を持っています」と答えますが、どういう障害かと聞かれたら、ちょっと分かりにくいなっていうのがあったり。職場でこういう支援体制や配慮があったらいいなというのも、今のところはそのようなところは無いというか、感じないです。例えば学生さんや患者さんから「○○はどこですか？」など声をかけられることもありますが、わからない時や困った時はこうしたらいいということを職員さんや指導員、先輩メンバーに教えてもらっているので大丈夫です。

• 障害者雇用で働く人たちへメッセージ

  障害ある・なし関係無く、1人の社会人として…
  う～ん、なんて言ったらいいのかな。難しいですね。

• 子どもの頃の夢はなんですか？

  あんまり夢は何か持ったことって無かったんですけど、でも一時的に思ったことが、絵描きさんになりたいと思っていました。最近はタブレットでアプリを使ってデジタルイラストを描いていますね。

• 休日の過ごし方

  最近では大阪に買い物に行きました。コロナ禍なので感染対策をしながら、外出できる喜びを感じています。

• 将来、どんなことをしていきたいですか？

  絵を描くことはやってみたいなという思いがあります。でも仕事に、とまでは思ってないですね。イラストは自分の好きな時に描くのが一番良いかもしれない。ただちょっと不安なのが、僕は恐れすぎるところがあったりするので、SNSとかネットに載せてみたりして、色んな人がそれを見て「下手くそとか言われへんやろか」みたいな心配もあるんです。でもちょっとでも自信が付けられるようになったら良いんじゃないかと思ったりもします。そしていつか仕事にも繋がる何か、夢に繋がる何かになれば良いなと思っています。