お知らせ・ご案内
学生実習の受け入れ
7月1日(火)に、吉田キャンパス総合研究5号館地下1階業務支援室にて、京都大学医学部人間健康科学科先端リハビリテーション科学コース先端作業療法学講座の学部3回生を対象とした作業分析学演習の一環として、業務支援室の見学・体験を実施しました。先端作業療法学講座の学部生8名、大学院生1名、教員1名が参加しました。この見学・体験は、先端作業療法学講座の学生が「作業」を治療の手段および目標として捉える視点を育むこと目的としています。
はじめに、当室の濵野副室長より業務支援室について、開設からの経過、室員業務の内容と取り組む姿勢の説明がありました。続いて、封入業務の体験を行いました。業務支援室の室員より業務内容の説明の後、宛名シールを封筒に貼るところから書類の封入、封緘まで、一連の封入業務を行いました。初めて封入をする学生も多く、数名の室員がついて一緒に作業を行いました。その後、北部構内のフィールド科学教育研究センター森林生態系部門で、当室の室員が従事する研究補助業務、リター(森林における落葉落枝)仕分け業務の見学をしました。学生は業務体験と見学を通して、障害のある室員の従事する仕事の幅の広さを実感しました。

最後に、業務支援室に戻り、先端作業療法学講座の小方先生(助教)の指導の下、今回の見学・体験の振返りが行われました。「働く」という作業に着目し、学生が仕事の現場を直接見学・体験することで、実際の業務の工夫や難しさに触れ、支援者の視点や工夫に知ることで「支援」のあり方を理解し、働くことの意味や価値を体感し考察する機会となりました。また先端作業療法学講座と連携した室員業務の見学・体験は、業務支援室が京都大学の組織として本学の学生の学びをサポートする良い機会となりました。